そう思う。そして自戒をこめて。
ファッションって思ったより自由で楽しいってことを伝えたいし、そうやって生きていくよ、オレは。
【自分が思うほど人は自分を見てはいない】
っていうのは一つの真理かもしれないけど、だからってお洒落に無頓着で、「なんでもいい」と投げ出すことは「ダサい」とは言わないが、つまんないヤツだよ。
オリハシの大好きな鷲田清一氏の「折々のことば」から
本当におしゃれな人は、人のことダサイとか言わないんだよ。
ある若者
知人は二十歳ごろ、友人にこう諭されたという。汗の噴き出る季節に絽(ろ)や紗(しゃ)の薄物を重ね、下の白を透けて見せることで、見る人の気持ちを涼ませるように、おしゃれな人は他人の目を楽しませてあげようとする。顰蹙(ひんしゅく)を買いそうな格好をして、こんなんだってありだよと、友人の縮こまる気持ちを膨らませもする。そんな思いやりこそおしゃれの心だと言いたかったのだろう。(鷲田清一)
おしゃれな人は他人の目を楽しませてあげようとする。人の縮こまる気持ちをふくらませることだって出来るんだ。
サービス精神、優しさや思いやり。これがナクールのファッションが目指すところ。