飲み仲間で友人、そしてa妻のランニングコーチ、またナクーリストでもある柳橋さんが書いた本。
そう紹介してもいいでしょう。だってあとがきで著者の鈴木敏夫さんが本当にそう言ってるんだから。
柳橋さん談も頂いてます。
『僕はゴーストというのは嫌いじゃないんですよ。「幽霊」になって、相手の人格になりきるのって、けっこうおもしろくて、知的冒険のようなところがあります。』と。
なるほど~相手の人格になりきるって凄いよなーそうじゃないとやっぱり書けないか。
ジブリの仲間たち (新潮新書) 鈴木 敏夫 (著)
宣伝の本質というのは、歩いてまわって仲間を一人ひとり増やしていく作業なんです。だから、たくさんの企業を巻き込み、全国キャンペーンにも行く。すべて具体的で地道な努力の積み重ね、どこまでもリアリズムの世界です。(P167)
鈴木さんの宣伝手法を観察していて、もうひとつ気がついたことがあります。宮崎さんはよく「企画は半径3メートル以内に転がっている」と言いますけど、鈴木さんは同じことを宣伝でやっているんです。
鈴木さんのもとには毎日2時間おきくらい、いろんな人がミーティングにやってきますが、そういう人たちにポスターや予告編を見せて、片っ端から感想を聞いていくんです。鈴木さんはよく「時代の気分」ということを言いますけど、たぶん、そうやって身近な人たちの話からすくい取ってきた気分を、映画の宣伝に活かしているんだと思います。(P242)
歩いてまわって仲間を一人ひとり増やす、半径3メートル以内、時代の気分、
オリハシにグサグサと刺さる言葉達でした。
というか実際にやってること。あの鈴木敏夫が言うんだからオレは間違ってないぞ、と思うわけです。
過去の柳橋さん出演記事、どうぞ。
【”よく見るとスウェットイージーパンツ” ”穿くとレギンスのような快適さ” ”その様はまるでスラックスのように”】
【PLAG立体ヒゲ加工ヴィンテージチノクロス:ジャケットとあわせて取材にも使えます。】
【アディダスorルディダス】