オリハシです。
たまに読みに行くブログに思わず唸る記事を見つけました。
【きっと、「もてなし」って、会っている間の接客をさすのではない】
有名なさとなおさんのブログ。
そうだよなーって思うわけよ。余情残心。一期一会。独座観念。
客が帰って行く姿が見えなくなっても、片づけを急いではならない。
残響するのもに耳を傾ける。想像する。それはワインの香りを楽しむように。
「あぁ、あんなこと言ってたなぁ」咀嚼してみる。理解まではできなくてもとりあえず受け止めてみる。味わってみる。
そのあと、接客中に広げられた服達を畳ながら、ゆっくり丁寧に商品を扱い、今、帰っていった顧客との会話をもう1度トレースしてみる。気づけばメモをとる。
こうやって考えると、僕たちはリアル店舗において、商品と貨幣の交換はもちろんベースにあるんだけど、それ以上のものを交換してるっていうことに気が付く。いや、たぶん、オリハシも何かしら商品以上のものを与えてるのではあるまいか?!と思いたい。
実は商品と貨幣の交換はなかったけど、会話だけでなにかを交換したなって思うこともしばしば。心が躍るような会話もあるけど、もちろん、いいことばかりじゃない。
店頭はきれい事ばかりじゃすまされないわけだ。
すごく後味悪く、その人が立ち去ったあとで生理的嫌悪感が高まってしまうことだって、ある。
だって余情残心、独座観念ですもん!ビンビン感じ入るよね。もう、まったく!
この18年間(つまりオリハシがナクールをやってから18年ってこと)で、4-5回くらいしか合ってなくてさ、この業界(アパレル)にちょっと見きりつけてるぜ!風情漂った話だけペラペラしゃべり倒して帰るだけの人。(オリハシより一回り以上年上である、60歳が近づいてると聞きもしないのに宣った)
オリハシも修行がたりないのを承知で言うと「ほんと、こいつぐったりするわー」って後から思っちゃうもの。「この時間どろぼー!オレの時間返せ!」って。雰囲気的に商品進める気持ちも萎えるんだよね。(まぁ、絶対に買わない。本音は売りたくもない)
しかも!「資金繰りたいへんでしょ?」的なアプローチで、ネットワークビジネス系進められちゃったりして。とほほ。
もううんざり(だよね)。そいつはオリハシとの会話から多くの顧客を掴んでるのを聞き出してるのよ。
ああいうのって中途半端な距離感の知人的間柄の人に勧めやすいよね。あーーそうやって後から考えると本当にアタマにくるわー
できれば、オレの大事なナクーリスト達を守るためにも、2度とナクールの敷居を跨いでほしくないんだけど。
塩まくか!塩!(笑)
いや、その時間を無駄にしないためにもこの文章を綴っているのだ。いつも読んでくれてるみんなに楽しんでもらうために、自分は残念な気持ちになったけど、読むみんなには嫌な気持ちにさせないように、何度も書き直し、削り、継ぎ足し、自分の気持ちを昇華させて綴っているのだ。
アタマにくる残念な内容だったけど、なんとか読者を楽しませよう!という文章に編集していくと、不思議と自分の気持ちも癒されていくのである。
文章を綴るって凄いことだ!
ボクの中で、お気に入りの服を纏うこととみんなを楽しませたいという文章を綴ることは似ている。
ほとんど同じと言っても、いい。
騎士団長殺し(@村上春樹)風に言うと「時間が奪っていくものもあれば、時間が与えてくれるものもある。時間を味方につけることが大事な仕事になる」
ってことだ。
ちなみに母、奈津子は、さっき話したその人が取引先メーカーの営業マンだった時のことも知っててね。
「他のお店で買ったパンツをウチに持ってきてね(営業中に)。それを丈直ししてあげたこともあるんだよ(なんと無料で)」
奈津子曰く「お父さんも人がいいよね」とな。
そういうのって何十年経っても覚えてるんだね、奈津子さんも^^;
とまぁ、店頭でのいい話とそうでもない話。
そりゃぁ、あーた!いろいろありますよって話もたまには興味深いでしょ?
ナクールの店頭は自分自身を成長させる道場でもあるのだ。
先代のように「人がいいこと」を恐れないで振る舞いたい。
それがある種の強さだ。自分に対する厳しさ。つけ込まれることを恐れていてはまだまだだなぁ。
明後日からオリハシのナクール歴19年目!!
4月はナクール45歳になります!