オリハシです。
年内最終営業日が終わりました。
月末の支払を昨日、29日(金)にきっちり終わらせるとちょっと一息つけます。今年も12ヶ月、踊りきったと思うわけです。
踊るとは何?
皆さんはそう思うでしょう。
何て言うかな、美しい現金の流れを作るって感じです。
いつもいつも上手くいくわけじゃないのですが、毎月、毎月、当座預金でキャッシュの流れを(売上を)予想しながら、つぶさに見ていくわけで、月末にほぼ残高0に近い額で流れていくのを見るのが一つの喜びになってるんです。
で、7月末からの半年は久しぶりに美しく推移したなーってしみじみ思ったわけです。
不思議なんですが、クセになる気持ちよさです。ギャンブルで当てるのとはちょっと違うんですよね。それは売れるか分からない高額な服が思いもがけないお客様に売れちゃったりするとギャンブルっぽい喜びを味わえるんですが。
今、僕が話してるのはその喜びとは少し様子が異なるんです。もちろんギャンブルが当たれば現金の流れはより一層加速するんですが。
そう、たとえて言うなら、お店が呼吸してる感じがするんです。
この商売にはさまざまな側面があるのですが、在庫コントロールっていうのが長く続ける上でとってもとっても重要なファクターなんです。量を売ればいいってもんじゃないんです。
その売上を作るために最適な在庫量で臨みつつ、状況を読みながら、それをキープし続けるっていうことです。体脂肪率のいいお店であり続けるってこと。脂肪がたくさんついたお店はダメなのよ。
僕も19年やってきましたが、これがこの商売の醍醐味のひとつ、そして最も難しいことだと思っています。
突然の外因的な出来事で、大きく転んでしまうこともあります。
それでも仕入れ先には迷惑をかけたくないじゃないですか。
僕はこの美しい現金の流れを作り出すのが好きです。感動すら覚えます。
その流れから両手でちょっとだけすくって口に運んでるわけですけどね。飲み過ぎると流れが停滞しちゃうんですよ。
呼吸しながら生きてるお店と一緒に長距離を走ってる感じがします。
2018年はオリハシも20年目のナクールです。
己をよく知る。周りをよく見る。
2018年も注意深く、タフにいくぜ。