オリハシです。
緊急事態宣言発令に伴って、ナクールの営業時間も20:00までとしています。ご注意ください。
今日も春物新作の紹介といきましょう!オーバーサイズのコートの中など即戦力で使えるシャツです。
その名もボクシーシャツ。
・Stretch Typewriter Regular Collar L/S Box-A Line Shirts Off White【audience】¥10780-(税込) Mサイズ着てます。
いわゆるビッグシャツです。大人が着こなせるように型紙(パターン)にこだわってます。audienceさんが語る渾身の商品説明を私がかみ砕いて書きます。
このシャツのパターン(デザインではなく型のこと)は90年代に生産されていたラルフローレンの名品(Big Shirts)をモデリングし、1からパターン作成したものだそうです。このラルフの名品は当時販売されていたレギュラーサイズよりも、大きめに着ることを前提にしたモデルで、日本では販売されることもなく、時が経った今でも、古着市場で数量も乏しく手に入りづらい希少価値の高いモデルとされています。サイズ感ですが、MサイズでレギュラーサイズのXLサイズぐらいの大きさです。
当時のラルフのそれはレギュラーサイズのXLを着ると袖丈や着丈が異常に長くなってしまい、どうしても野暮ったくなってしまいました。
そこで今回、AudienceではAラインのBOXシルエットを重点に、大人でも品良く着用できるよう計算したサイズバランスで仕上げています。
まぁ、当時(90年前後)のキレイめ君は猫も杓子も「ラルフローレンのボタンダウンシャツ」を着てればOK!みたいな風潮がありましたね(遠い目…)ほとんどの人はサイズが合わなくて、ブカブカに着てた(笑)当時、サイズ感っていう概念はあまり考えなかったんだね。
オリハシ個人はキレイめとアメカジの両刀使いでした。余談ですけど、当時、明治学院大学っていうのは行き交う学生のファッションを眺めながら身体に染み込ませて覚えるにはいい大学でしたよ。人間的にもね、あまりでしゃばらないけど、しっかり芯のある素敵な友人がたくさん、今もつながってます^^
黒っぽいタイトなスタイルはアパレル業界に入って激ヤセして、すぐにじっくり漬かりました。(笑)
で、話を戻すと、今回!何が通常のシャツと違うかと言うとですね、一般的なシャツのパターンは、肩山の位置を前が長く、後ろが短く、袖が前に振れるよう設定されているんです。
そうすることで、より身体のラインに綺麗に沿うようにされているのが通常のシャツのパターンです。
しかし!
今回このBOX-Aラインシルエットに同様のパターンを採用してしまうと、前身頃に余計な余りが出来てしまい、袖ぐり周りにシワができシルエットが崩れてしまうと…
そこで肩山の位置を前後同じにして、シワができないように作成したのが今回のaudience独自の新パターンです。
要するに「身体のラインを綺麗に沿うように設計されている」のがシャツなのですが、この新パターンは「身体のラインを拾わないボックスシルエット」ということです。
シャツがふわっとした感じに広がりAラインでリラックスした雰囲気になります。
かと言って野暮ったくならないように計算されたパターンなので、オーバーサイズながらも品の良ささえ感じさせます。
この新パターン、シャツ専用工場の社長さんからは…「こんなパターン、シャツではあり得ない!!」と言われたそうで…それくらいにシャツの概念を覆してまで生産したわけです。
ハンガー掛けして見ると大きく見がちですが、実際着用して頂くとむちゃくちゃに大きいわけでもなく、納得のシルエットです。
では、ディテールを見ます。
こちらのレギュラーカラーシャツは、60年代のビンテージARROW(アロー)をイメージして作っています。襟が小ぶりで、両脇にガゼット(マチ)が付いているのが60年代のシャツの大まかな特徴。マチのアクセントが効いていて、パンツの太さを選ばない、優等生モデルです。
前立てが表側に出ない裏前立てにすることで、よりドレッシーにビジネスカジュアルとしても使える雰囲気にしています。
デザイン的には50年代フランス軍医療部隊 S.S.A 39(Service de sant desarmes) で使用されていたシャツにも通じる形です。
クラフツマンシップ溢れる「折伏せ縫い」で裏側まで綺麗に仕上げています。白シャツっておそらく永遠の定番アイテムです。仕事やフォーマルな場も含め、誰もが着用したことのある馴染み深いアイテムだからこそ、ファッションピースとして楽しむ価値があると思います。
究極の万能アイテムをAudienceの拘り抜いた素材からパターンとサイジングでの提案です。
素材は綿の柔らかさ、優しさとポリエステルの強さ・ハリコシ感、撥水撥油機能を持たせたストレッチタイプライター素材を使用しています。
撥水、撥油性に優れ汚れにくく、染み込んだ汚れも洗濯で落ちやすくなっている機能素材です。
シャツと言えばの白ですが、汚れが目立つ、気に入って着用すればするほど黄ばみが発生してしまう…などの理由で敬遠されていた方には持ってこいの素材!
オーストラリア軍(CGCF VICTORIA/ブロードアロー表記)のミリタリーシャツなんかでも使用されている高密度コットンポリエステル混紡素材。適度なハリとサラッとした肌触りを併せ持つ魅力的な生地です。時が経った今も色褪せない上質な素材感です。細番手の糸が使われていて、非常に滑らかで光沢があり肌触りも抜群です。
また、吸湿性、透湿性は従来の綿素材と変わりません。速乾性、耐久性にも優れているため、どうしても部屋干しになってしまう梅雨の時期でも、気兼ねなくたくさんご着用いただけます。ストレッチも効いて着心地快適です。
静岡県浜松市にて生地染め・仕上げを行っており、繊維と染料を化学結合する手法で染着しているので、色落ちの耐久性にも優れています。
って、長かったね。オススメのボクシーシャツ!!
同じパターンを採用したバンドカラーシャツもあります。こちらは2色で、オックスフォード地です。