オリハシです。
3月8日、火曜日のナクール。10:00-21:00で通常通りの営業時間です。
ナクールはメンズカジュアルのスタイリングを中心に展開してきたのですが、長年のおつきあいになってくるナクーリスト達からスーツを頼まれることが多くなってます。
紆余曲折を経てTete Hommeさんのパターンオーダースーツにたどり着いてます。2015年くらいから展開してますので、スーツも欲しいっていうナクールの常連さんにはお馴染みです。
印象のいい生地見本をピックアップしてあります。
Aタイプは50000円税抜（2ピーススーツ）
オーセンティックなカラー、柄を取りそろえたラインで、特別バリュープライスです。写真は1枚しかありませんが6種類あります。
BタイプはSOLOTEXの機能性、ストレッチを兼ね備えた素材シリーズ。2ピーススーツで60000円税抜 このシリーズはパターンも素敵なものが多いですよ。
CタイプはPAULO OLIVEIRA Tollogno のデザインパターンをセレクトしています。ポルトガルやイタリア製の生地です。Bタイプより1万円あがります。
DタイプはMIYUKIとREDA Super110′ Sのデザインパターンです。細番手のウールから紡がれた繊細な柄！写真の「グレーピンヘッド」なんて私がサラリーマンなら絶対に買いますね。（お金が使える状態であればの話です^^) Cタイプよりもさらに1万円アップです。
Eタイプはなし。
Fタイプは2ピースで10万です。Loro Piana と Ermenegildo Zegna のデザインパターン。原料の良さが光るオーセンティックな感じ。無地ほど高価なものを、というベテランにオススメです。写真のプレーングレーとか大好きです。
写真で紹介したのはごく1部です。
オプションも楽しめます。
ジャケットでのオプション
・ノッチドラペル、ピークドラペルの選択
・総裏・背抜きの選択
・水平のレギュラーポケット・スラントポケット（斜めになったやつ）の選択
・ネーム入れられます
・裏地（胴裏・袖裏）の変更可能（￥2000-）
・衿裏がストライプのカラークロスに変更可能（￥1000-）
・袖口、本切羽に変更（￥3000-）
・袖口から一つ目のボタンホールを赤糸の配色に変更可能（￥1000-）
・チェンジポケットに変更可能（￥3000-）
・AMFステッチをレギュラーとフルで選択可能（レギュラー￥3000-,フル￥4000-）
・ボタンが本水牛ボタンに変更可能（￥2000-）
スラックスでのオプション
・ストレート・フレアの選択。
・裾の仕上げ（シングル・ダブル・ふらし）から選択
・スペアパンツ可能（生地のグレードによるプライス）
・プリーツ加工でクリースが取れにくくなる加工が可能（￥2000-）
ベスト
・ベストの外裏の生地を4種類のストライプに変更可能です。（￥2000-）
サンプル・サイズはSからLLまで揃っています。そこをベースに各所サイズを＋・－調整することが可能です。注文から約3週間で上がってきます。もちろん国内屈指のテーラード工場で縫製されます。
ノーマルでオプション無しであればＡグレード生地で上下2ピースセット￥50000(税込55000)であなただけの１着が手に入ります。
そもそもビジネススタイルがカジュアル化してきてた流れに加えて、コロナ禍でライフスタイルが激変しています。スーツを着ないビジネスパーソンも多いと思いますが、そういう時代だからこそ、スーツをカッコ良く着てる人を見ると目立ちます。
じゃぁ、今日は私のお宝写真をお見せしましょう。
2022年はナクール創業50周年でちょっとしたヒストリーの冊子を作ろうとたくらんでます。過去の写真を精査していたら、アパレル会社サラリーマン時代のスーツ姿の写真がいくつか見つかったので。
私のナクール前夜の3年間、1996年から1998年、23歳から25,6歳。
展示会の会場ですね、ここがメインディスプレイでバイヤーさんたちを迎えるわけです。
あまりに堂に入ってるのでフレッシュな新人に見えないですね。着てるスーツは3ピースでたしか10万くらいしたと思います。聞けばみんなが知ってる、今もあるブランドです。シャツはナクールで先代から買ったやつ、ネクタイはたしかバーニーズニューヨークのやつ。
アパレルって言うとノーネクタイのイメージがあるかもしれませんが、当時のこのアパレル会社は営業マンにはスーツ・ネクタイを義務付けていました。ジャケット＆パンツにネクタイでも可でしたけど。私にとっては好都合だったというか、自分で経験しながらスーツスタイルを勉強できる！と嬉々としたのを覚えてます。
新入社員でベージュとか茶系のスーツを買うなんて、アパレルとは言え思い切ってますね。若い時は少しでも大人びて見せようと必死でした。最初の1年は自宅から通ったので、給料はほぼスーツ系の買い物にぶっ飛んでいきました。学生最後のほうにアルバイトでためた貯金もすべてスーツにつぎ込みました。いつか役に立つ！と思っていたし、何よりスーツを纏うことが好きでした。
こういうちょっとマニッシュでイタリアンな、当時のMaxMaraっぽいい雰囲気のレディース、ドメスティックブランドを担当していました。「うぉ！けっこういい値段するのね！？」っていう感じですよ。レディースなのにマネキンの背が大きいのはLサイズのブランドだったんですね。私の顔つきはなんだか経験値の高い30代のアパレルの人みたいですね（笑）でも、まぁ、お洒落してるわ。ダークブラウンで薄ーくイエローとブルーのストライプ柄になってる生地でした。
こんなどこでとったか分からないポラロイド写真も。ビンゴのカード持ってるってことは誰かの結婚式の2次会でしょうね。このブラックのスーツは4つボタンのジャケット。スリムなタック無しのパンツでした。もちろん仕事で着てましたよ。インナーはナクールで先代から買った長袖カットソーでコーディネート。このスーツはたしか、あのブランド…このブランドはもう今は無きです。
というけで、ナクールのスタイルではないオリハシの姿はなかなか見ることができないんですが、特別に公開。この3年間で、自分のファッションの幅がグンっと広がったんです。
このあと1999年の4月とか、オリハシナクール元年の写真とか見るとまた面白いですよ。
それはまた今度ね。
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